「ホストクラブにおける「未収」支払いとは?」
「ホストクラブで遊びすぎて多額の「未収金」の返済に困っている」
ホストクラブは華やかな大人の遊び場であると同時に、日常生活では考えられないような金銭がやり取りされる場所でもあります。
なかでも「未収金」といった専門用語はよく耳にします。
ここでは、ホストクラブ業界ではお馴染みの「未収」金について解説するとともに、「未収」金が発生しやすいケースや、「未収」金トラブルに巻き込まれた際の対処法についても紹介します。
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ホストクラブ業界における「未収金」=お客様の立替金と借金
まずは、ホストクラブ業界ではおなじみの「未収金」について説明します。
・「未収」は信頼関係があれば可能
次にそれぞれ解説していきます。
ホストクラブにおける「未収」とは?
ホストクラブで使われる「未収」とは、ホストクラブで楽しんだお客様の飲食代をホスト自身が支払うシステムのことを指します。
また、「未収」とは、お客様がホストクラブでの飲食代としてホストに支払うべき金額や、ホストがお客様に代わって一時的に支払う金額のことを指します。
お客様がホストクラブで楽しむための料金を支払えない場合、担当ホストがお客様に代わって一時的に支払います。
この場合、客から見れば「ホストに未収(お金を借りている)」、ホストから見れば「客に未収額(売掛金)がある」ということになります。
信頼関係があれば「未収」はあり得る
「未収」はどんな顧客でもできることではありません。
ホストの立場からすれば、ホストがお客のツケを払い、お客が払えなければホストが払わなければならないのだから、ホストとお客の間に信頼関係がなければ、ホストはそれを許すことはできません。
しかし、たとえ客がツケを払ったとしても、ホストは「自分は信頼されている」と傲慢になってはなりません。
ホストクラブでの「未収」は、ホストよりも客にとってリスクが大きいからです。
注意すべき「未収」につながりやすい2つのケース
「未収」のリスクを説明する前に、まず「未収」が起こりやすい状況を説明します。
・結果を出したいホストからのアプローチ
使ったお金を払わない」「逃げる」つもりでホストクラブに行く人はいません。
しかし、本人が「無給」を作るつもりがなくても、ホストクラブで「無給」が発生しうる状況があります。
次に、ひとつひとつ解説していきましょう。
結果を出したいホストに声をかけられる
ナンバーワンになりたいホストや売上が低いホストから持ちかけられるケースです。
未収は、お金がないのにお客さんが身の丈以上の遊びをした結果だと思われがちですが、実は必ずしもそうとは限りません。
男同士の熾烈な競争が水面下で繰り広げられる華やかなホストクラブの世界では、ナンバーワンになるために「無給でもいいから」と高価なボトルの注文を客に頼むホストがよくいます。
また、売り上げの悪いホストがノルマやプライドを要求することもあります。
応援しているホストに頼まれると断れず、お金に余裕がなくても「無給」を受け入れてしまう客も少なくない。
しかし、どんな理由であれ「未収」はあなたの借金になります。
他のお客さんと張り合うために無理をする
「未収」が発生するケースとして、他のお客さんと競うために無理をした場合が挙げられます。
具体的には、他の客とお気に入りのホストがたまたま同じ時間帯に予約していた場合、競争心に駆られて高い酒を注文してしまったり、他の客も高い酒を注文しているから自分も高い酒を注文してしまったり……。
多くの場合、この頑固な競争が莫大な「未収」につながります。
ホストクラブでは、ホスト同士だけでなく、客同士のプライドもぶつかり合うので、「未収」が多くならないよう、強い自制心が必要です。
「未収」は大きなトラブルの元|「未収」を作るとどうなるか?
ホストから請求された「未収」を払えずに「逃げる」人もいます。
逃げれば、さらに厳しい取り立てが始まります。
次に、ひとつひとつ解説していきましょう。
担当ホストから請求される
「未収」は一般的に月末精算で、前月分は翌月返済となるため、担当ホストから先に請求されます。
未収」は担当ホストとお客様との個人的な貸し借りとして扱われるため、お客様ごとに「未収」額を計算し、回収するのもホストの仕事の一つです。
お客さんがきちんと返済してくれないと、自分の給料から天引きされてしまうので、ホストも必死で回収します。
返済ができない場合、担当ホストへの借金を巡って揉めることになり逆効果なので、ほとんどの客は期日までに返済しています。
「未収」を払えずに「逃げる」人もいる
中には「未収」の借金が返せずに「逃げる」悪質な人もいます。
ホストクラブでイケメンに囲まれて美味しいお酒を楽しんでいるうちに、正常な判断力を失いがちになります。
後になって我に返り、「なんであんなにお金を使ってしまったんだろう」「あの時の自分はおかしかった」と思い、ホストに返済を求められても躊躇してしまう人も少なくありません。
それでもなんとか払おうとする人が多いが、中には「未収分」を払わずに逃げようとする人もいます。
逃げるとさらに厳しい取り立てが始まる
「未収金」を払わずに逃げると、当然、お金を払ったホストやホストクラブは、そのお金を回収するために必死でお客さんを探します。
夜の世界はネットワークが広いので、たとえ逃げても見つかることが多く、そうなれば返済を迫られ、何らかの形でお金を回収されることになります。
それでも返済できない場合は、職場や家族などに容赦なく「未収分」の返済を要求することもあります。
また、事業所によっては、悪質な債権回収会社に債権(「未収金」を回収する権利)を譲渡し、さらに厳しい取り立てを行うケースもあります。
つまり、「未収金」を作ってしまうと、「逃げられる」可能性はほとんどなく、返済のために人生がメチャクチャになると考えてよいでしょう。
未収の借金は問題になる前に早めに処理する
どのような形で未収金が発生しても、元々は接待費です。
たとえホストが一時的に立て替えてくれたとしても、後で払うのは自分の借金なのですから、最初から作らないように気をつけることが大切です。
したがって、いくらお気に入りのホストから頼まれごとをされたとしても、「無理なものは無理」「これしかできない」とはっきり線引きすることがトラブルを防ぐ最大の防御策です。
また、リスクがわかっているにもかかわらず、未返済の借金を持ち出すような無責任で無計画なホストには近づかないこと。
そして、もし未返済の借金を作ってしまった場合は、誠実に対応し、困ったときはすぐに第三者に相談することがトラブルを防ぐ一番の方法です。
自分の支払い能力を把握し、身の丈に合った楽しみ方をすることが、ホストクラブで最も楽しく賢く遊ぶ秘訣だといえるでしょう。
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